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【  2015年09月  】 

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今夜、あなたの猫になる【5】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.01 (Tue)

  男のことは無視をして、ふて寝してやろう。 眠気はとうに吹っ飛んでいたが、大貴はそう決心した。(ここに来るってことは、あいつもゲイか? 偉そうな事言いながら、ド変態かよ。やだね~) 目を閉じた大貴は、頭の中で延々と悪口を言い続けていた。 そうでもしなければ、男の存在が気になって仕方がない。 何となく背中がムズムズしているのは、彼に見られているのではないかと、意識し過ぎているからだろう。  その時、...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【6】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.02 (Wed)

  21歳という若さで、自分はED──つまり勃起不全に陥っているのか? 嶺村や遼真は、軽いノリで『女子アレルギー』とからかってくれるが、男としての悩みはかなり深刻だった。 何しろ、手軽な自慰に欠かせないエロティックな妄想でさえ、アレルギーが出るのだ。 エロ本やアダルト動画は言うまでもなく、以前から好きだった女性アイドルの顔を見ただけで鼻水が垂れてくる。 一度、アレルギー症状を我慢しながら事に及んだことがあ...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【7】《R-18》

今夜、あなたの猫になる

2015.09.03 (Thu)

  ベッドに戻った大貴が、サイドテーブルにグラスを置くと、外に出ていたボーイが慌ただしくドアから駆け込んできた。「大貴さん、困りますよ」 濡れたガラスの壁や床を拭き清めているボーイの姿を見ると、酔いの興奮がわずかに醒める。「ごめん……調子に乗りすぎた」 床にしゃがみ込んだボーイの背中に謝った時、ガラス部屋のドアが開き、嶺村が大貴を呼んだ。 叱責を覚悟しながら部屋の外に出ると、嶺村は必死で笑いを堪えなが...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【8】《R-18》

今夜、あなたの猫になる

2015.09.04 (Fri)

  溶けた唇がわななき、喘ぐような吐息が止めどなくこぼれると、庄領の愛撫が優しいものに変わった。「……イカせて……もう、イカせてくれ」 焦れったいほどの疼きに駆られ、大貴が思わず腰をくねらせると、背後の男は笑みを含んだ声で囁いた。「──まだ、あと10分くらいは残っているぞ」 そう言って、屹立した根元を、意地悪く指の環で締め付ける。 苦しさのあまり頭を振る大貴の首筋に、庄領は唇を押しつけ、きつく皮膚を吸い上...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【9】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.05 (Sat)

  刺々しい雰囲気を漂わせながら倶楽部『ファロス』のドアを抜けた大貴は、いつもより速歩でバーカウンターに近づいた。「……慎一さん」 美しいカットが施されたクリスタルのグラスを磨いている嶺村に、大貴は声を掛けた。 振り返った嶺村は、大貴の顔つきを見て、驚いたように目を瞠った。「不機嫌そうな顔だね、大ちゃん。 もしかして、また痴漢に襲われたの?」「またって何ですか、またって……。 男の俺が痴漢に遭うなんて、...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【10】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.06 (Sun)

  そして七日目の夜。 来なければいいと願う大貴の思いも虚しく、庄領千晴は、倶楽部『ファロス』に現れた。 スリーピースのスーツを身につけた庄領は、若きリアルリッチを体現していて、反感を抱く大貴の目から見ても、惚れ惚れしてしまうような男振りだった。 日本人離れした風貌がそう思わせるのか、「貴族」という現代日本には存在しないモノのようにも見える。 それに引き替え、自分は──。(どうやって慎一さんは、こうい...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【11】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.08 (Tue)

  他のメンバーに『猫』の素顔を見られないよう、裏口に通じる階段を降りた大貴は、出口に目を向けた途端、その場に立ちすくんだ。 裏口とは言え、実家の玄関よりも広くて立派なドアの前の石柱に、モデルのように完璧な容姿の男が、腕組みをして寄りかかっている。 うつむいて眠っているようにも見えたが、庄領はすぐに顔を上げ、怜悧な眼差しを大貴に向けた。 冷たく、素っ気なく対応しようと考えていたにも関わらず、見つめら...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【12】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.09 (Wed)

  大邸宅の駐車場に置かれた何台もの高級外車や、立派な門構えにいちいち大げさに驚きながら、大貴はおのぼりさんよろしく、きょろきょろしながら歩いていた。 そうするうちに、庭木に囲まれたレトロな洋館にたどり着き、あんぐりと口を開けた。「──ここ……ですか?」 近代的というよりは、大正ロマン風な建物ではあるが、普通に人が住んでいる家にも見える。「自宅を改装してあるんだ。 と言っても名前は無くて、我々は『矢萩屋...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【13】《R-18》

今夜、あなたの猫になる

2015.09.12 (Sat)

  訳の判らない興奮に包まれながら、大貴はハイボール入りのグラスを庄領に差し出した。 ウィスキー・オン・ザ・ロックをダブルで注文していた男は、もう一度嘆息をもらし、応じるように軽くグラスを合わせる。「……『サマ』は余計だ。千晴でいい」 物憂げな黒瞳が、不意に恐ろしいほどの艶をはらんで底光りする。 その眼差しにドキリとした大貴は、軽薄な笑みを顔に貼り付けたまま、言い返した。「あんたを呼び捨てにすると、ヤ...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【14】《R-18》

今夜、あなたの猫になる

2015.09.13 (Sun)

 「ふふっ……お前は熱いな」 鍛え上げられた筋肉質の胸や腹に飛び散った精液を、指先にすくった庄領は、ハアハアと息を喘がせる大貴の前で、それを舐め取った。「……やめろ……頭、おかしいんじゃないのか?」 初心な童貞の頃のような気恥ずかしさを感じ、大貴は罵った。 男は口の端をつり上げると、もう一度白濁を絡みつけ、その指先を大貴の唇に押しつけた。「口を開けろ。お前が出したモノだ」 その淫猥な命令に狼狽した大貴は、...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【15】《R-18》

今夜、あなたの猫になる

2015.09.15 (Tue)

  うつ伏せになって、枕に顔を埋めていた大貴は、そろそろと片手を臀部へ伸ばした。 ごくっと唾を飲み込み、思い切って肛門に触れる。 感覚が薄くなっているそこは、まだ男の太い楔が挟まっているのかと錯覚するほど痺れてしまっている。 だが幸い、我慢できないほどの痛みは無く、裂けている様子も無かった。 その時、寝室のドアが開き、バスローブ姿の庄領が入ってきた。 シャワーを浴びた直後なのか、ふわりと漂う湯気とと...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【16】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.21 (Mon)

 「──とにかく、人の生活に口出しすんな。 これはこれで、快適な生活なんだから」 びしっと男らしく口止めし、大貴は常々狭苦しいと感じていたキッチンに入った。 アンズの事を思い出し、ホテルから大急ぎで帰ってきたため、昨夜から何も食べていないのだ。 家に帰ったら安心したせいか、急に胃袋が空腹を訴え始めた。「あーあ。何にもねーな。 冷凍チャーハンしか無いけど、あんたも食うか?」 冷蔵庫の中をあさり、買い置き...全文を読む

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今夜、あなたの猫になる【17】

今夜、あなたの猫になる

2015.09.25 (Fri)

  25メートルプールで、二時間ほど流して泳いだ後、高めの温度に設定されたリラクゼーションプールへと移動する。 ジャグジーやマッサージベッドを備えたそのスペースには、日曜日ということもあって、多くの会員が集まっていた。 広々としたジャグジーに入ろうとすると、そこにいた遼真が、先に大貴を見つけて片手を挙げた。「──よお、大貴。元気にしてっか?」 無視するわけにもいかず、大貴がその隣に身を落ち着けると、遼...全文を読む

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